7月14日〜15日、KLN(きらり・レディー・ネットワーク)会の夏季セミナーを日光にて開催した。
夏季セミナーのコンセプトは、
“輝け女性パワー”
世界遺産「日光の社寺」を巡り、文化遺産に触れ、豊かな“感性”をブラッシュアップ!
アベノミクスで期待される女性パワー、活躍する女性の現状を知る
・・・である。
浅草から特急スペーシアきぬ号で2時間弱、東武日光に到着。車中ではデパ地下で購入したお弁当を食べ、お喋りをしながら久しぶりの旅行感覚に浸った。
途中鹿沼辺りで真っ黒な雷雲と豪雨の中を走り抜けたので目的地の天候が心配に。男体山からの雷雲の通り道と聞いたことがあるが、正に聞きしに勝る事実だった。
無事、東武日光に到着、天候は良好

金谷ホテルの送迎バスに乗り継ぎ、15分ほどでホテルに到着。(運転手さんによれば、連休の行楽客の車で大渋滞の国道を使うと40分位かかるということだったが、バスは走りなれた裏道をスイスイと進み、混雑した国道を横断し急坂を登り、レトロな日光金谷ホテルの玄関前にあっという間に到着した

)
本館のフロントでチェックインを済ませ各自部屋でひと時の休息。
部屋は旧館のデラックスツイン。旧館は昭和10年に建築された木造3階建て。玄関には様々な彫刻があり、お出迎えをしてくれる。(ヘレンケラーや昭和天皇等多くの著名人が宿泊されたそうだ。)
まずはホテル内を散策して、第1日目予定 史跡探索路に出発!
世界遺産「日光の社寺」日光山内にある二荒山神社、東照宮、輪王寺の103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の“建造物群”とこれらを取巻く“遺跡(文化的景観)”
全体(遺産及び緩衝地帯)で427ヘクタールの規模。
さて、どこまで制覇できるか???
神橋
石の橋脚に木造の橋。入口である。
本宮神社
二荒山神社の別宮(二荒山神社発祥の地)
四本竜寺 三重塔
源実朝の供養のために建立
四本竜寺 観音堂(金剛堂) 日光発祥の地境内に寄棟造り、丸柱素木地の建物
小玉堂 弘法大師空海が修行した折に建立
開山堂
勝道上人の供養の霊として重層宝形造り
勝道上人の墓 東照宮鎮座のおりに移された墓所
観音堂(産の宮)
別名香車堂、安産のお守り
仏岩
切立った断崖に仏に似た岩が並んでいたという
北野神社
菅原道真を祀る勉学の神社
2時間30分の散策路(標高640m:スカイツリーの最高点と同じ高さ)は、閑静で涼気たっぷりのパワースポットだったが、登山並み


のハイキングだった。
ホテルに戻り、お目当てのディナー(金谷ホテル定番のフランス料理)をレトロなダイニングにて頂いた。
締めは、バーにてカクテルを賞味。お喋りは尽きず・・・
2日目はゆったりと朝食をとった後、本丸の東照宮、輪王寺散策へ
改装工事のため、輪王寺の本堂(三仏堂)は拝観規制があったが、改装の様子や仏像を間近で拝見したりと思わぬ体験ができた。また、自分の干支に応じた守護神を発見

日光三社権現本地仏(先手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の大仏様)東照三社権現本地仏(薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来の掛仏)、二組の三尊仏がご本尊さまとして祀られる東照宮へ参拝。
昨日と打って変わって大勢の人!人!人!・・・人気の観光スポットなのか

参道を登り、石鳥居(九州筑前藩主・黒田長政公によって奉納)をくぐって五重塔(若狭の国小浜藩主 酒井忠勝公によって奉納)を拝観。
スカイツリーの芯柱(コンクリート製)と相まって、木製の芯柱が内覧可能となっており見学することができた。ラッキー!

(金色に塗られた芯柱と基礎石に落とし込まれた底部を実観、地震、強風対策の免震構造、古人の知恵深さを感じた。)
表門(左右に仁王像、裏側には狛犬)を通って、神厩舎。ご神馬をつなぐ厩、サルが馬を守るとされているところから、長押上にはサルの彫刻が八面(人間の一生が風刺)。有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を見分。水屋(柱に石材、水は滝尾神社付近から水道管を付設して引く)にて清め、陽明門へ。
東照宮の秘めたるパワースポットからの写真(鳥居の中に陽明門、唐門、拝殿、本殿の建造物、天空には北極星、背後には江戸城が一直線上にあるポイント(石畳1枚))。
パワー
を感じて下さい!
お楽しみ

は日光金谷ベーカリー自慢の“
カレーパイ”、境内では
大福を賞味、たくさんのお土産を抱えて帰路へ着いた。
夏季セミナーは、世界遺産と日光の文化を満喫!心身共にリフレッシュ!明日からのエネルギーを充電して終わった。
(仲田 昌弘)