2014年10月27日

東京・長野県合同技術見学会レポート -その2-

平成26年9月23日〜24日に開催された東京コンクリート診断士会、長野県コンクリート診断士会、静岡県コンクリート診断士会合同技術見学会レポート その2です。

浅間温泉 宿泊 → 懇親会(盛り上がりました!!!)→ 翌日8時30分に浅間温泉を出発。

【見学スケジュール】
・三才山トンネル有料道路に架かる鹿教湯大橋
   塩害・凍害・繰返荷重による疲労劣化による複合劣化
・平三水橋
   ASR・塩害・凍害による複合劣化
・松代大本営地下壕
   第二次世界大戦終戦間際の地下大本営の建設地下壕

20分程で最初の見学地に到着。長野道路公社 三才山トンネル有料道路管理事務所の方々のお出迎えを受け、現場へと向かいました。
三才山トンネル有料道路の施設は昭和51年度完成し、供用開始から40年経過しています。管理区間L=8546.5mの間に橋梁15ケ所、トンネル2ケヶ所のコンクリート土木構造物があります。(pdf参照)
開通当初に比べ、大型車輌の交通量増加や凍結防止の塩化カルシウムの散布等から劣化が進む厳しい環境にあり、これらの整備を優先して対応しなければならない状況にあります。
管理事務所では、修繕工事に当って以下を検討しました。
 1.対策工事の「基本方針」
    ・通行規制を最小限
    ・竣工後の日常(目視)点検が可能
 2.修繕工法の概要
    ・床板補強工法の検討(鋼板接着、炭素繊維補強、下面増厚等)
     その結果として、次の工法を採択しました。
    ・床板上面
     脆弱部をウォータージェットで除去後、鉄筋の腐食状況により追加鉄筋を配し、
     床板打設、橋面防水及びアスファルトを舗設
    ・床板下面
     樹脂注入を併用して疲労耐久性とせん断抵抗性を有し、目視点検が容易な
     ポリマーモルタル吹付(スーパーホゼン工法:NETIS CG-110038-A)により
     下面巻厚を行う

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劣化診断説明
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床板上面アスファルト上の変状及び縁石劣化
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床板上面劣化状況
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コンクリート床板劣化
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床板下面補修工法


交通量の激しい橋梁の現場の中、止め処ない質問の嵐に見学時間はあっという間にオーバー。ご説明いただいた公社の方々にお礼を述べ、早々に次の見学地に向いました。

三才山トンネル有料道路を後にバスで1時間半ほど、次の目的地の平三水橋梁に到着。
平三水橋梁は、犀川に架かる橋の一つで、塩害とASRによる劣化が進行しつつあります。劣化、変状の様子を目視観察、分析、議論しながらの見学となりました。

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平三水橋梁、塩害・ASR・凍害の変状
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橋台ASR変状
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PC箱桁凍害
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橋台劣化


ランチはご当地長野の蕎麦定食。ボリュームたっぷり!そしてさすが長野の蕎麦!美味でした。(バスの道中、蕎麦畑が随所に見えました。)

そして最後の見学地、松代大本営地下壕へ。
松代大本営跡は、第二次世界大戦末期に旧軍部が松代周辺に国家中枢機能移転を極秘に計画(海岸から近く広い関東平野の端にある東京は防衛機能が弱いとされ、本土決戦を想定して移転計画が進められていました。)、1944年(昭和19年)7月に閣議決定され11月から地下壕掘削工事がスタート。
1945年(昭和20年)4月から工事は本格化され、半地下式コンクリート庁舎(現松代地震観測所庁舎)の建設、須坂や小布施には通信施設、善白鉄道の隧道利用等広域な施設の建設にとりかかりましたが、8月には終戦となり工事は予定の75%で中止となりました。
地下坑道の総延長距離は10kmに及び、象山、舞鶴山、皆神山の3ケ所には、政府、放送施設、通信施設、天皇皇后御在所や宮内省として予定された建物が残っています。

現在は優れた地震観測環境と最新の観測機器を有した世界でも有数な地震観測施設となっています。
松代付近の直径10kmの円周上に6地点、ほぼ中心に2地点の地震計を配置し、合計8地点の信号は松代地震観測所に集められ、電子計算機で処理されます。これによって1地点では観測が困難であった微弱な地震波の検出、震源の決定や全地球的地震の監視と精密な地殻変動、地下核実験探知等々、地下に向けたレーダーのアンテナとなっています。
所長の説明を受け坑道内を見学。わくわくしながら戦時中の材料不足の最中、どんなコンクリート構造物を構築したのか想像をめぐらし視察。
・・・ところが施設内は新たなコンクリートでリニューアルされて面影もなく、資料のような大坑道の光景は一般開放されておらず見ることができませんでした。


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大本営地下壕
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坑道内
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坑道内地震計



以上、滞りなく見学会は終了し、JR篠ノ井駅にて長野診断士会の面々と別れ、一路東京へ帰途となりました。


日本 東京コンクリート診断士会員 仲田昌弘



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2014年10月10日

第4回 KLN(きらり・レディ・ネットワーク)セミナー報告

さわやかな秋晴れの9月28日(日)、弊社会議室にて南極観測隊についてのお話を伺いました。
講師は第56次南極地域観測隊として4年前に実際に南極へ行かれた大平 正さんと、今回観測隊に初参加される三津山 和朗さんです。
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お2人ともボランティアで地元の小・中学生に南極について講話をされたり、塾の講師をしていた経歴をお持ちなので、とても分かりやすく丁寧にお話しいただきました。

観測隊は少人数の閉ざされた世界のため、自分の仕事はもちろん、その他の仕事も知識として得て、突発時に何でも対応できることが必須となってくるそうです。
小さなトラブルが死につながる極限の世界にいるというプレッシャーからでしょうか、お互いを思いやり、カバーしあえるようになり、隊の雰囲気が良くなるようで、楽しそうな宴会風景の写真がたくさんみうけられました。
この状況と同じことを中小企業にも当てはめ、活用することができるかと思います。
限られた人数の中で自身の仕事を深く理解し、その他の業務等にも幅広く対処が出来るように意識向上の改革ができるようになれば、会社の活性化に繋がり、社内の結束も強まるでしょう。

南極観測隊になるには、企業推薦、一般公募、研究者の中から選抜されるそうです。
選ばれた後も様々な心と身体の詳細な健康診断が行われ、野外での実地訓練などを経て現地へと出発するそうです。
基地の内外部、作業車や器具、楽しそうな食事風景、オーロラの写真・・・。たくさんの画像や資料を見せていただきながらお話が進んでいきます。
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南極といえばタロジロ君で有名な南極物語という映画を思い出しますが、今は移動手段に車があるので犬は連れていっていないそうです。(昔犬そり)
メールやインターネット、電話も普通にできお風呂も毎日入れる環境とのこと。
なんとトイレはウォシュレット!
オゾンホールは日本の観測隊が発見したそうなんですよ。すごいですね!
戦争で負けたおかげで接岸不可能の場所でベストな位置に基地をもうける事が出来なかった昭和基地ですが、なぜかオーロラが他の場所よりよく観測できるそうです。
また、南極では生活妨害電波の影響が無いので天気予報がとてもよく的中するそうです。


盛りだくさんのお話しと参加者からの質問であっという間にお昼に!
場所を溜池山王の中華料理店へ移して食事をしながら引き続き歓談しました。
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定番の円卓テーブルをくるくる廻しながら次々出る質問に、真面目な話から、いそうでいない南極の熊、観測期間中の準備としてまとめ買いをするため、ヘビースモーカーが1年間にどれくらいたばこにお金を掛けているかが分かる・・・など冗談を交えたくだけた話まで、盛り上がっている間にランチタイムも終盤へ。

講師のお2人は11月25日に出発され、1年4ヶ月ほど日本を離れるそうです。
帰国された際はぜひ報告会で再会しましょうと約束し、楽しい時間のお礼と激励の握手をかわしつつ解散しました。
ぜひ、報告会の開催をお楽しみに!

新東産業株式会社 肥後 優子



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2014年09月29日

東京・長野県合同技術見学会レポート -その1-

平成26年9月23日〜24日、東京コンクリート診断士会、長野県コンクリート診断士会、静岡県コンクリート診断士会合同で技術見学会が開催された。

【見学セミナー概要】
1.山梨県リニア見学センター
2.茅野高架橋 … 塩害・凍害による複合劣化
3.牛伏川のフランス式階段工(防災遺産) … 明治時代の石積砂防工事
 浅間温泉宿泊(懇親会)
4.南角大橋 … 塩害・凍害による複合劣化
5.平三水橋 … ASR・塩害・凍害による複合劣化
6.松代大本営地下壕 … 第二次世界大戦終戦間際の地下大本営の建設地下壕

43名が参加、明治17年に着工した牛伏川の砂防工事(石積工)から平成50年開通目標のリニアの最先端技術、約100年に及ぶ技術の見学セミナーだった。


23日AM8:30出発。天気は快晴、絶好の見学日和晴れ
しかし、稲城長沼付近で事故が発生し通過に約2時間かかり、リニア見学センターに50分遅れの到着となったが、長野県、静岡県の両診断士会の参加者と無事合流することができた。
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時速500km/hの実験線の試験走行の見学。実際に試乗することはできなかったが、リニアシアターにて映像を見ながら500km/hの感覚を体感!早い、静か、等々・・・驚きの連続だった。ミニリニアで磁気浮上走行体験!!

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茅野高架橋:凍結防止剤の散布による塩害と凍害の複合劣化である。現在、補修及び補強の計画中である。
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塩害・凍害表層剥離、鉄筋腐食
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塩害・凍害鉄筋腐食
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耐震補強コン浮き


牛伏川階段工:近代土木遺産として国内二例目の国指定重要文化財、フランス式階段工(階段流路)。
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標高800m〜1600mに至り、水系の幾多の谷をまたぎ東京ドーム21個分に匹敵する面積の治山治水事業で、大正7年の階段工竣工までに延々32年の年月に渡って続けられ、その後の歳月を経て現在のような美しい緑の谷合になった。
階段工を喉元とする背後の谷は、300年前の元禄の頃から記録に残るだけでも15指を超える土砂災害を里に与え続け、300km下流の新潟港を埋めたのは牛伏川の氾濫がその元凶とさえ言われている。
政府は明治18年からこの水系の治山・治水事業に取り掛かるが、従来技術では落差を緩衝しつつ最大流量時の勢いを支えること、堰堤下の河川洗掘を止めることは不可能であり、そのものの崩壊を招くことが危惧された。このような背景において、内務省土木局がアルプスの砂防先進国フランスの砂防技術「フランス式階段工/階段流路」を導入するに至った由来である。

地元ボランティア(牛伏鉢伏友の会)の方から説明を拝聴しながら小一時間ほど見学。大変な土木工事に感服!!
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この後、浅間温泉にて温泉と美味しい料理をいただきながらの懇親会。
4.以降の工程は、次回ご報告します。好うご期待!

日本・東京コンクリート診断士会員 仲田昌弘



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2014年08月28日

境川クリーンアップ作戦に参加しました!

昨年も参加した“川掃除のボランティア”。
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鯉が多く生息している境川

相模原市と町田市の間を流れる境川を掃除することで、

「対岸に住みながら話したことがなかった人と交友したり、環境を考えたり、町がキレイになる喜びを感じる。」


を目指した環境プロジェクトです。(境川クリーンアップ作戦PDF)

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2001年にスタートした当初は700mの範囲、清掃参加人数も200人でした。2014年の今年は、全長約19000mの区間、老若男女約2600人が参加しました。ゴミの回収量は、2010年をピークに約6.2tから2013年は約3.5tに減少しています。清掃効果は、マナーにも繋がっているのでしょう。

当日は朝からピーカン!!晴れ 加えて前日の隅田川花火鑑賞の疲れもあってしんどい!ふらふら
集合時間はAM7:30。開会式(代表者挨拶、注意事項など案内)の後、道具を手にしていざ清掃活動スタート!
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開会式の様子
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愛知金物建材株式会社 杉浦社長(忠生会場B班隊長)


中学生、高校生、大学生を指導しながら(←社会人としての役割)活動しました。
・・・ともあれ、2時間30分頑張りました。
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新東産業株式会社 川添直人




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2014年07月25日

第3回 KLN(きらり・レディ・ネットワーク)セミナー報告

梅雨明け前の7月20日 日曜日。曇り空で夕方からは雷雨の予報あり。
そんな蒸し暑くけだるい空気を吹き飛ばすかのように、講師 寺尾未佳さんの明るい笑顔と挨拶で講義が始りました。会場はトルコ人オーナーシェフが経営する赤坂のトルコ料理店のこじんまりした個室です。

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(※寺尾さんは事務局でお馴染み仲田氏の一人娘で、この春お嫁にいったばかりぴかぴか(新しい)たれ目の目元がパパににてチャーミングな先生です揺れるハート

今回のテーマはパターンランゲージ。
??パターンてなんだろう??

一言で説明すると

”なにかをつくる/実践するときの発想・判断のセンスを共有・活用するツールで、過去の成功に潜む共通のパターンを言語化するもの"

です。

大まかな概要を聴講しましたが、なんとなく言わんとする事はわかるけれど、明確に理解できたかといえば、何かもやもやする・・・。が正直な私の感想でした。ふらふら
ですが、実際に、パターンを利用した討論の中、過去の体験談や当時の思いに考えさせられたり、新しい意外な発想に驚き共感を得ました。現状での気づき、今後に役立つきっかけや意欲をもらったセミナーでした。

講義が終わった後、参加者の皆さんから、もう一度配られた教材を熟読したい、会社で利用してみたいなどの感想をいただきました。

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ご興味がある方は、当社内で定期的にパターンランゲージのセミナーを開いておりますので、ぜひお問い合わせ下さい!

追記:トルコ料理は、ピタといわれるパンがとても美味しく、トルコビールも癖がなくて飲みやすいので機会があればこちらもお勧めです!!

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新東産業株式会社 肥後 優子


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2014年07月18日

コンクリート好学館 第2回セミナー(東京会場)開催報告

『コンクリート好学館 第2回セミナー(東京会場)』を6月29日(日)午後1時より武蔵野建材組合事務所にて開催しました。

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今回のセミナーは、
配布テキスト2
・コンクリートの性質(フレッシュコンクリートの性質/硬化コンクリートの性質)
・コンクリートの耐久性(塩害、中性化、アルカリ骨材反応、その他)
の範囲内容から40問の択一式、20問の○×式による本番さながらあせあせ(飛び散る汗)のテスト方式で行いました。
しかも90分の短時間でのチャレンジ手(グー)、集中力を養う試みです。


目気になる問題の一部はこちら目

〔問題 13〕
一般のコンクリートの力学特性に関する次の記述のうち不適当なものはどれか。


(1)コンクリート供試体に縦振動またはたわみ振動を与えて求める動弾性係数は、静弾性係数に比べて大きな値を示す。
(2)圧縮応力-ひずみ曲線から得られる静弾性係数は3種類あり、接線弾性係数、割線弾性係数、初期接線弾性係数の順に大きい。
(3)鉄筋とコンクリートとの付着強度は、ブリーディングの影響により低下し、その低下の度合いは水平鉄筋の方が鉛直鉄筋より小さい。
(4)最大圧縮応力時のひずみは、コンクリートの強度レベルに関係なく、0.2%前後である

〔問題 26〕
コンクリートの各種特性値の求め方に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。


(1)ポアソン比は、圧縮試験における横ひずみを、その時の縦ひずみで除して求め、1/5〜1/7である。
(2)静弾性係数とは応力度をひずみで除した値で表され、単に弾性係数といった場合は、コンクリートの破壊強度の1/3点における割線弾性係数をさす。
(3)圧縮強度が大きくなってもポアソン比はあまり変化しない。
(4)応力度は荷重を載荷体積で除して求め、単位は、N/㎟で表す。


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休憩を挟んで解答&解説を行い、理解力と知識の度合いを深めました。三人の若手講師陣(田辺(将)、石川、山中)も手作りの解説を用意!!
講師陣の頑張りが伝わったのか質疑・応答の量も質もアップ!!
グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)
休日にも関わらず参加していただいたみなさん、本当にお疲れ様でした。
次回は8月下旬に開催予定です。さらなるブラッシュアップが楽しみですわーい(嬉しい顔)


【追記】
7月よりコンクリート技士、主任技士の願書がJCIより販売されています。

販売期間は7/1〜8/29まで
願書受付期間は8/1〜9/5まで


申込み予定の方は担当営業マンまでお声掛けください。


好学館講師 田辺 将人




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解答
〔問題 13〕 (3)
〔問題 26〕 (4)
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2014年05月22日

第2回KLN(きらり・レディ・ネットワーク)セミナー報告

真夏の日差しがアスファルトを焼く、5月18日(日)の午前中。
みずほ銀行から講師をお招きし、当社会議室にて第2回セミナーを開催しました。
集まった方々は駅から歩いてきたため汗だくで、前日との気温差に戸惑い気味でしたあせあせ(飛び散る汗)

今回のテーマは、2014年1月からスタートした少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」です。導入前からかなり話題になってはいるものの、今一つ身近に感じない制度なだけに、銀行マンから直接解説していただけるのはまたとない機会でした。

まずはNISAの特色から説明を受けました。
NISA口座を活用して公募株式投資信託に投資すると、普通分配金と値上がり益が非課税になります。
通常20.315%の税金がかかるところが、非課税=0%とは何だかとても魅力的な話です。
1年間に投資できる金額は100万円。
非課税期間は5年、但し新たな非課税枠に移行可能。
NISA口座で購入した投資信託はいつでも売却可能。

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次にNISAに向いた投資信託の説明でした。
ここからかなり話が専門的になってきましたが、要約すると自分に合った商品をそれぞれの希望に沿って決める、ということでした。
商品性の重視、市場環境に応じた資産配分、リスクorリターン、インカムorキャピタル・・・
そうは言っても、やはり素人が市場を見ながら運用するのは難しいので、マネジメント会社に委託します。その運用管理費用や購入時手数料が結構かかります。

KLN会員の皆様は会社経営に携わっておられるので、説明の間にも核心をついた質問が飛び交いました。さすがですexclamation×2
利益を得る時のことより損をする時のことのほうが意識に上り、投資には二の足を踏む、という意見が多く出ました。預金の金利が底をついているとはいえ、マイナスにはなりません。そのへんがやはり皆さん主婦感覚で、大いに共感が持てました。
最後は全員で「やはりタンス貯金が一番!!」と締めくくり、講師の方も戸惑いながらもニッコリで終了でした。


それから暑さにめげず、食事会場のホテルニューオータニに出発しました。
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豊川稲荷で商売繁盛を祈願し、赤坂プリンス後の工事現場を覗き、一体どのぐらいの生コンを使うのか等と本業の話題で盛り上がり、ホテルの豪華なロビーを見学しながらスカイダイニングに到着です。
レストランの構造は、ドーナツの穴の部分に料理が並び、周りのドーナツの部分が回っているというものです。席は全面窓になっているので、ものすごく明るく快晴だったので最高の眺めでした。
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下をみれば、バラ園で新郎新婦が記念撮影中。花嫁のウエディングドレスの白と薔薇の赤のコントラスト素晴しく、有りし日の自分の花嫁姿を重ね合わせ皆さんうっとりです。
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注文してから作る料理が多いため、席を外す時間が長くなり危うく自分の席を見失いそうになりました。


投資して利益を得て非課税になるのもいいけれど、同業者の方々と日頃の忙しさをちょっとだけ忘れ、東京を上から再発見する方が明日の鋭気なる気がします。
贅沢もたまにはニーサ?!

新東産業株式会社 経理 仲田 晶子


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2014年04月28日

平成26年度第1回KLN会セミナー報告

3月30日(日)、平成26年度第1回KLN会セミナーを弊社内会議室で開催しました。
今回は講師に、29歳の爽やかエリート(若手&イケメン揺れるハート)江部大気氏(プルデンシャル生命保険会社 首都圏中央支社 第二営業所)をお迎えして、「来年度の税制改正、特に“相続税”に関わる保険の活用について」のテーマで講演していただきました。
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さて、皆さん保険のイメージは?・・・ と冒頭にインタビューをすると
 ・営業がしつこい
 ・営業だけする
 ・知り合いだから断れない
 ・金利が昔は良かった(良い保険商品があった)
 ・手続きがめんどくさい
 ・内容が分かりにくい
 ・入ってからが不親切
 ・保険を十分に活用できない → 活用したい
 ・よく理解しないと補償が得られない
 ・最近は分かり易い商品もある → 営業マンの資質?・情報
 ・万が一の時に必要
などなどあせあせ(飛び散る汗)
最初は保険外交に対する不満の声ばかりでしたがふらふら、見方を変えて「保険を使う」ことについてお話を聞くうちに様々なメリットが見えてきました。
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日本の保険加入率は90%以上と非常に高いレベルにあります。しかし、保険の内容や本質について理解して入ることが少ないのが現状ではないでしょうか?
参加者の方々との双方向の意見交換をする中、少しずつ保険の基本が見えてきました。

保険を検討する場合のポイント
 ・目的 (何を担保するかを明確に)
 ・手段 (そのための方法は)
 ・実行 (実際に使う)…重要ポイント
の点を考慮して内容を精査し、選択していく

様々な保険がありますが、ポイントを見失うことなく大切な資産を守るヒントや、「相続」について、保険を利用した資産運用方法などの具体的なお話をいただきました。
時間を忘れるほど盛況なセミナーとなりましたが、KLN会セミナーのもう一つの目的である「おしゃべりランチ」へ向かうために一旦セミナーは終了。ランチ会場である薬膳火鍋専門店天香回味 赤坂店へと移動し、さらにテンション・アップで盛り上がりました。
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講師を務めていただいたプルデンシャル生命保険株式会社 江部氏に厚く御礼申し上げます。

新東産業株式会社 業務部 ハン・ソンイ



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2014年04月04日

東日本セメント製品工業組合 東生会主催「見学会」参加報告

平成26年3月25日(火)東日本セメント製品工業組合 東生会主催による「見学会 セメント工場」が開催されました。
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見学先は(株)デイ・シイ・川崎工場(旧アサノセメント川崎工場)です。
京浜工業地区の礎を築いた工場で1917年創業、まもなく100周年を迎えます。
24時間操業、従業員90名、(夜間は5〜6名)で工場を操業。小人数で操業できる秘密は集中オペレーションシステムの賜物であり、その設備は壁面一杯にモニターが映し出され、受入から調合、製造、出荷まで一括管理されています。工場自体は古いですが、最新の制御システムが導入されています。

生産を休止するのは8月のお盆と正月。その期間1か月間を工場の大きなメンテナンスに充てます。それでも、新しい設備と古い設備が混在しているため、小さな補修や修理は毎日どこかで行われています。以前は社員数も3倍以上で社内工務部での自社管理でしたが、現在は外注業者に委託しています。

川崎工場の得意とする製品は、高炉水砕スラグを使用した特殊セメントです。隣接するJFE社が背景にあります。
スラグには、急冷して製造する水砕スラグと徐冷して製造するものがあり、徐冷したスラグはセメント用には向かず、骨材や路盤材として使用されますが、急冷したスラグはガラス質で潜在水硬性を有しセメントのアルカリにより刺激され強度発現に寄与することを利用して、これらを原料とした特殊セメントの製造を工場の特長としています。

セメントの製造過程を大きく分けると原料工程⇒焼成工程⇒仕上げ工程の3段階で、特に重要なことは原料工程管理。この段階でセメントの品質は大きく左右されます。急激な水和を抑制するため、仕上げ工程でせっこうを4%添加します。また、粉砕の仕上げ工程で噴霧される粉砕助剤は高い分散性能を発揮し、粉砕効率を向上、生産性を高めています。

セメント工場は、主要原材料である石灰石の採掘できる山が後ろにひかえている場所で操業しているのが一般的で、唯一“都市型セメント工場”である川崎工場は、日本各地より石灰石を航路で調達しているため港岸壁から長いベルトコンベアがあるのが特徴的です。
週1回のペースで1万トンの石灰石を受け入れていますが、帰りの船が空便であるのが現状、便の用途を模索中です。

セメントの主原料である石灰石は、製造過程でその40%がCO2として消えてしまうことに改めて驚きます。セメントの品質を左右する原材料は、原料自動分析装置により5分毎の自動抜取検査が行われ1時間当たりに約200〜300gを精密に分析し、調合割合の目安としています。
はるか昔には、製造職人の長年の勘による調合比率を行っていたこともあるとの話。そば打ち職人のようにその日の気温、湿度などで水比を変えるようなものでしょうか? 

ロータリーキルンは鉄板製でその厚みは20mm、内部に耐熱煉瓦が隙間なく張られており、大補修時には、職人による手張りを行うとのこと。ロータリーキルンは、新規に載せ替えをすることはまずない(工事費は¥100億位するらしい)ので、鉄板を溶接して補修を行います。
ロータリーキルンは、3〜5%の傾斜がついており、1分間に2〜3回転し40〜50分かけて原料が中を通過するように設計されており、その後水冷式のセメントクーラーによって、真夏で90℃、常用期で40〜60℃まで冷却されます。ロータリーキルンが両脇にある回廊を通りましたが、危うくローストポークになるところでした。焼成温度を1,450℃にしないとクリンカーは生成しません。そして、その後一気に冷やすことで固まる性質が生まれるのです。
ロータリーキルンの排熱は、原料の乾燥や、プレヒーターの熱交換等の再利用され、効率アップ、環境負荷改善に寄与しています。
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高炉水砕スラグは隣接するJFEより専用道路を通って搬入され、石臼のような縦型ローラミルにより粉砕されます。縦型ローラーミルは濡れている原料であっても使用できる特色を持っています。
クリンカーは、野球のボール位の大きさの鉄球の入ったボールミルの中でガラコンガラコンされて粉砕されます。かなりの回転スピードと騒音がすごい場所ですが、嫌なことがあった時に叫ぶ場所には最適!?

最終仕上げのセメント混合室では、5種類のセメントを混合することができ、様々な特殊セメントを作ることができます。現在、40サイロあるがそれでも種類が足りないそうです。トラックへの積込は、1万トンあるサイロから行いますが、ほぼ3日でなくなる程度。100年前に構築されたセメントサイロは、今でも現役であり経済産業局より重要文化財として指定されており、勝手に取り壊すことも補修もできないそうです。コアを抜いて強度を確認したそうですが、十分に耐用できる結果だったそうです。

セメント工場でのリサイクルが進んでいる理由として、
(1)多くの廃棄物に含まれているケイ素やアルミニウム、鉄などがセメントの主成分と一致すること、
(2)セメント製造時には二次廃棄物が発生しないこと
があります。例えば廃プラスチックなどは、燃料となり、その後クリーンカーの原料となります。1450℃で燃焼させることによりダイオキシンなどの処理もできます。賞味期限の切れた牛乳、ジュースなどの飲料もキルンで処理されています。オレンジの香りのするセメントができれば作業員のモチベーションも上がるが、香りが残らないいのが残念。

現在、セメントを1t製造するのに約600kgの副産物を使用しており、循環型社会に大きく貢献しているのがセメント工場です。原材料としてリサイクル材を使用することで、品質管理は非常に難しくなってきており、受入検査と連続して行う抜取検査が大変重要になっています。セメント工場がJIS工場でない理由もそのあたりによるらしい???

最後に、上述した報告内容は工場内を案内していただいた株式会社デイ・シイ・セメント事業本部・営業部・技術営業課長代理兼技術開発係長 高橋章市氏の丁寧なご説明によるものです。参加された東生会の面々、私も大変勉強になりました。I ♡ Concreteの大切な原料、ますます愛しくなりました。
お忙しい中貴重なお時間と興味深いお話をたくさんして頂き本当にありがとうございました。


新東産業株式会社 GK部 田辺 昭人



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2014年03月28日

スキルアップ研修レポート

新東産業株式会社の技術開発課は、技術的なサービスでお客様をフォローするために日々精進しております。

3月8日(土)、より充実した技術サービスをお客様に提供するために、技術開発課のスキルアップを目的とした研修を石川生コン株式会社様の試験室をお借りして実施させていただきました。研修にご協力してくださった石川生コン株式会社様、改めてお礼申し上げます。

今回の研修は、本番を想定した試験練りという内容でした。

Aチーム(田辺(将)、山中)
Bチーム(石川、川添)

の2チームに分かれ、前練りは1バッチのみで両チーム共同作業。前練りから得られたデータを元に、各チームで考察し本番に臨むという研修内容でした。

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本番さながらの試験練り
試験室の方々に試験練り立会者になって頂き、試験練りの説明をしています

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AE剤についての説明に苦戦している様子
工場の方に「それはなんですか?」と突っ込まれ、説明に苦戦(汗)

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Bチーム本番試験の様子

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Bチーム計量確認の様子

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水・混和剤の計量の様子
緊張して計量している手が震えていました(笑)

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Aチーム本番試験の様子


両チームとも満足のいく結果は出すことができませんでしたが、この研修を通じて、骨材の表乾状態の作り方の確認、日常業務からくる慣れでの作業の訂正、安全確認、立会対応方法など様々なことを教えて頂き、各々が身になる研修になりました。

今回の研修で学んだことを活かし、試験練りだけでなく日常業務作業を見直し、技術開発課の更なるスキルアップを目標に励んでいきたいと思います。

後日、この研修に対する評価を石川生コン株式会社様よりいただきました。今後に活かしてまいります。ありがとうございました。報告書表紙

技術開発課 石川 太陽


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