2015年09月25日

ガラス建築ツアー in 丸の内

丸の内の街づくりは、丸ビル建て替え着工(1999年)時に「丸の内再構築」として始まった。
「経済再生=都市再生=環境再生」を背景に、社会・経済・環境・文化のサスティナブルな街への希求であるという。日々23万人が働く丸の内は、100万人が行き交う街であるから、主役は当然人であり、その活動を支えるのは街のマネジメント。活動の舞台として建物が存在し都市空間が広がり、その活動と空間の総体が都市の風景であり、新たな丸の内の魅力である。そんな丸の内の舞台の建物をコンクリート構造物の視点ではなくガラス建築として散策してみた。
AGC旭硝子が京橋にオープンした「AGC studio」が企画する“ガラス建築ツアー 丸の内”のイベントである。

「AGC studio」のショー・ルームにて、窓のカタチ、フレームレス工法(大きなガラス空間を創るガラスの接合工法)、窓からの省エネ、遮熱の仕組み等について座学による講習と展示物による実体感を受けて、いざ丸の内の街へ!

1.建築中のビル(窓のカタチ、工法)
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左面:PCカーテンウォール(ポツ窓・縦連窓)
右面:ガラスカーテンウォール(ユニタイズ工法:ガラスユニットの外壁を張付け)
※ガラスはアルミなどの部材で囲われる。(サッシ)
耐震性は、地震により起こる変形(層間変位)を板ガラスとサッシの間に
十分なクリアランスを取り、破損を起こさない工夫がなされている。 

2.窓のカタチ
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左端:横連窓(タイル張りのコンクリートと構成/ガラスが横一列に連窓)
中央/右端:ガラスカーテンウォール(ガラスの「帳壁」
=同じ材料でカーテンのように連なっている)

3.ビル窓の省エネ
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高遮蔽性能熱線反射ガラス(Low−Eペアガラス:光や熱を選択透過・反射
する特殊金属膜を使用したペアガラス)
エアーフローウインドウ:二重化された窓のキャビティーへの室内へ空気を
導入することで、キャビティーに溜まった熱を夏期は排気、冬期は空調に
用いて温度を上げることで冷気を排気、冷暖房エネルギーを削減する。


4.シームレス工法(ガラス窓の接合方法)
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ガラスの解放感をだすためにフレームを使わない接合方法(フレームレス工法)
a.メタルポイント(MPG)工法
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丸の内北口ビル(赤印:MPG工法)

b.ガラスリブ工法
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小さな白い模様は、衝突防止サイン(丸ビルのロゴマーク)

c.テンポイント工法
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折りたためる大型窓(解放される空間)

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三菱1号館(忠実に再現:窓ガラスは当時のものを使用
微妙に波打つ表面が面白い)
各階の窓のカタチが異なるのも当時のこだわり

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東京フォーラム(ガラスキャニビー):ガラス板主構造のオブジェ
(一部にアクリル版使用:破損時のフェイルセーブとして)

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東京国際フォーラム:空調対策がポイントとなった。
対面側の壁に埋め込まれた送風口から微風な送気がされている。

その他、多くの“ゆかりの物”再発見!
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大田道灌像

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東京府庁跡地碑

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日本工業倶楽部会館

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東京駅

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北町奉行所跡地

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江戸城外堀の石垣


約1時間半の見学ツアーでした。日頃気付かないことがたくさんありました。違った視点で街中を眺めてみるのも面白いです。
担当頂いたコンシェルジュの木原さん!ありがとうございました。
次回は、ガラスの話でも・・・。
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AGC studio 京橋創生館1・2階
AGC studio https://www.agcstudio.jp/



新東産業葛Z術開発 仲田昌弘


posted by 新東産業 at 09:00| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする