2008年08月07日

喜夏熱(クーリングカバー誕生秘話!?)vol.1

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ひらめきはじまりは

今から約10年以上前、ある化学薬品メーカーの営業マンK氏との雑談の中、

”夏の炎天下に駐車した室内の温度が70℃近くの高温になるのを防ぐため、特殊吸水ポリマーで出来たカバーを作り車の上にかけ、散水し、気化熱により室温上昇を40℃近くにする事が出来たが、どうやって、どのように散水し、後処理をどうするのか?この世に製品として出る事がなくなった”

・・・との笑い話を聞いた時、これはexclamation×2と思い、後日そのカバーを製作した担当者に会わせてもらうことに。


ひらめきあの頃は

真夏の生コンクリート温度は35℃を超える事がよくあったが、”コンクリート温度 みんな高けりゃ恐くない”的な、しょうがない状態であった。


ひらめき水はある、風もある、回転する

生コン屋さんの協力のもと、まず、ryuube.png車のドラム外寸を実測し、メーカー開発者が手縫いでカバーを作った。
デジタル温度計により装着車と非装着車との比較を炎天下の中繰り返し行い、最高で4℃の差を確認し、これはいけるぞとのことになった。


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ひらめき風速70mの台風が

気温30℃を超える時期は限られており、思い切って沖縄でデータ取りを行う。沖縄でも珍しい風速70mの台風(と泡盛の誘惑)にも負けず、貴重なデータを得る事が出来た。


ひらめき気化、進化

当初の高吸収ポリマーは、含水率が非常に高く、保水性はバッチリであったが、カルシウムを含む水には弱く、生コン工場には向かないのでは?
カバーに切り込みを入れ、空気をより通りやすくするために改造したり、ドラムの前の部分まですっぽりかぶる巾着タイプを作ったり、遮熱塗料の実験をしたこともあった。
数々のバージョンをテストし、データ取りを行い、最終的に最大の気化熱を3時間程度保持できるものが、現在の仕様であり、約10年にも及ぶ実験と改善を繰り返して出来た製品だからこそ、ダム、原発、橋梁など水和熱などに特に気を遣うマスコンなどの重要な物件で採用されてきたわけです。


・・・次回も引き続き「クーリングカバー誕生秘話」、都内で実際にクーリングカバーを採用している企業をご紹介します。どうぞお楽しみに!(営業:田辺 昭人)
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