例えば、幸福になるためには小さな出来事の積み重ねが大切であり、インパクトの大きな出来事は長続きしない。その人の社会性が重要なカギとなり、職場でも、挑戦しがいのある目標を持った方が幸福は最大化すること等が確認されています。
心理学者のダニエル・ギルバート(ハーバード大学・心理学部・教授)がその研究について語っています。一部をご紹介しましょう…
研究の多くは、以前から推測していたことを追認することになり、例えば一般的に、“よい恋愛関係にある人は、そうでない人より幸せ”であり、“健康な人は病気の人より幸福”ですし、“教会に祈りに行く人はそうでない人より幸福”です。“金持ちは貧しい人より幸せ”です。といった具合です。
ところがその中に意外な発見がありました。いま挙げたような事柄は、すべて人を幸福にするのですが、それほど重要でないことに驚かされます。新しい家を買ったり、新しい伴侶に出会ったりすればもちろん幸せになるのですが、それほどのことではなく、また長続きもしないとのことです…
これは、人は何が自分を幸福にするのか、またその幸福がどのくらい続くのかを予測することが不得意であること。つまり、ポジティブな出来事は実際以上に自分を幸せにするだろうと予想し、ネガティブな出来事は実際以上に自分を不幸にするだろうと予想してしまうことです。
フィールド調査の結果も、勝負の勝ち負け、恋愛の相手がみつかるかどうか、昇進するかどうか、試験の合否といったたぐいのことは、どれも当人が思うほど幸福感に影響しないことが判明したのです。
良いことがあると、しばらくは浮かれますが、その後酔いは醒めます。悪いことがあると、しばらくは泣き言を言い、愚痴をこぼしますがその後は気を取り直して何とかやって行くのです。
幸福に関する研究で最も信頼できる発見の一つは、「人には物事に対して最善を尽くす事ができる驚くべき能力が備わっている」と言うことです。
満足とは、座って壁を見つめていることではありません。それは飽きた時にやることであって、人は飽きることを嫌います。適度に挑戦しがいがある時、困難ではあるがてが届かなくもない目標を達成しようとしている時に、人は最も幸福であることが解っています。
「挑戦は人々を幸福にする」
ということです。
幸福感は、一つか二つの大きな出来事が深い影響を与えると想像しがちですが、実は無数の小さな出来事の総和が幸福感を与えるようです。
「些細なことの積み重ねが幸せの糸口」
幸福度を高めるためにできる些細なこととは、瞑想する、運動する、十分な睡眠を取るというようないくつかの単純な行動を励行することにあるそうです。
そして、利他主義を実践すること。他人を助けることは、自分にできる最も利己的なことの一つです。
人脈を広げること、週2回、感謝したいことを三つ書き出し、その理由を誰かに話すこと。
というようなことが社会性をともない幸福度を高めるカギと主張しています。
後半は、説教じみた内容になってきましたが…
幸福を最大化させる方法を科学し続けているのですが、学問が望み通りの人生を送る方法を教えることができても、方向をについては教えてくれません!決めるのは自身ですと…
※Harvard Business Review 幸福の戦略より
新東産業株式会社 開発部 仲田昌弘





























